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日本人が歯を失う原因第1位~歯周病~
プラーク(歯垢)に棲みつく歯周病菌が毒素を出し、歯を支える歯ぐきや顎の骨を溶かしていく「歯周病」。実は日本人が歯を失う原因の第1位に挙げられている国民病です。初期症状としては歯ぐきの腫れやブラッシング時の出血などが挙げられますが、痛みがないまま進行してしまうため、治療を後回しにしていると思いのほか悪化していることもあり、注意が必要です。
こちらでは大泉、大泉学園町から通える歯医者、つきおか歯科医院が、歯周病について詳しくご紹介します。大切な歯を失ってしまう前に、できるだけ早く治療を受けましょう。
歯周病リスク検査
お口の中にいる歯周病菌の数や、だ液の力などによって、歯周病になりやすい人となりにくい人がいます。そういった歯周病のかかりやすさ(ペリオリスク)は、だ液検査や歯周ポケット検査によって知ることができます。原因を特定することで、一人ひとりに合った予防プログラムを立てることができるのです。
歯周病リスク検査
当院では、歯周病の早期発見・早期治療を実現するために歯周病のリスク検査を行っています。お口の中に違和感を覚えた際はすぐに当院までお越しください。以下の順序で検査を行っていきます。
- 歯周検査(プロービング)
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プローブか深針と呼ばれる先端に目盛りがついている器具を使って歯周ポケットの深さや出血の有無を測り、歯周病の程度をチェックします。この検査をプロービングといいます。1本の歯に対して1~6箇所の歯周ポケットを隅々まで調べることで健康状態を判断。歯周病治療の途中でも経過観察のために必要に応じて行うケースもあります。
- デジタルレントゲンによる口腔写真14枚法
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歯周ポケットをチェックした後はデジタルレントゲンによって口腔内を撮影します。当院では、口腔内を14パターンのカットで撮影した写真によってチェックする「14枚法」を導入。さまざまな角度から歯周病や骨質の状態を詳細に把握できるので、質の高い治療が可能になります。撮影した写真についてはモニターで患者様にも共有します。ご自身のお口の中の様子をいっしょに確認しましょう。
- 唾液検査
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デジタルレントゲンでの撮影後は唾液検査に移ります。唾液には口腔内の食べかすをきれいに流してくれる役割があり、分泌量によって歯周病の発生や進行に深くかかわります。唾液検査では口腔内を中性に戻す緩衝作用や、唾液量、虫歯菌の数、粘稠度などを細かくチェック。また、唾液に含まれる細菌を培養し、専用の機器で細菌数などを確認します。
- リスク分析
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プロービング、口腔写真12枚法、唾液検査などの結果を総合して歯周病の進行状況や発生のリスクについて詳細に分析。歯周病などの発症リスクを数値化します。ご自身の口腔内の状況が明確になるので、患者様の治療に取り組む意欲も上がります。
- 治療プログラムのご提案
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リスク分析の結果をもとに、歯科医師と歯科衛生士が相談のうえで患者様一人ひとりにあったプログラムを立案。治療プランとして患者様にご提案させていただきます。治療内容に納得していただけましたら、歯科医師、歯科衛生士が協力して歯周病の早期発見・早期治療に励みます。
歯周病予防のお手伝いをさせていただきます
- 【ドクターからのコメント】
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日本人の約8割がかかっている、あるいは予備軍であるといわれる歯周病。しかし、歯周病は感染症であり、原因も対策もはっきりしているので予防可能な病気なのです。したがって「悪くなったら治す」のではなく、「悪くならないように予防する」という意識を持ち、定期的にメンテナンスを行う習慣を身につけるようにしましょう。
当院では患者様の意思を尊重することを大切にしており、歯科医師、歯科衛生士、患者様が常に協力して治療に取り組んでいます。他の歯科医療先進国に比べて遅れをとっているといわれる日本の歯周病治療ですが、当院で強力な協力体制を築くことで他院では実践していない効果的な治療を行っていきたいと思います。
歯周病の治療
歯周病の進行
進行段階 | 症状・治療法 |
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【症状】 歯ぐきが軽く炎症を起こし、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)がやや深くなります。まだ痛みはありませんが、ブラッシングをすると出血することがあります。 |
【治療法】 ブラッシングでは落とし切れないプラークや歯石を取り除く「スケーリング」や、自分に合ったみがき方を身につける「ブラッシング指導」などを行い、症状の改善をはかります。 |
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【症状】 歯ぐきの炎症が増し、歯周ポケットはさらに深くなります。顎の骨が溶かされ始め、出血や腫れが強くなり、口臭も発生。歯を指で押すと、グラつきもあります。 |
【治療法】 スケーリングでも取り切れなかった歯ぐきの中に入り込んだプラークや歯石を取り除く「ルートプレーニング」や、さらに奥の処置をする「フラップ手術」などを行います。 |
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【症状】 顎の骨の溶解が進み、歯は支えきれなくなってグラグラしています。痛みや口臭や膿なども増し、このままではまわりに感染したり、歯が抜け落ちてしまったりするかもしれません。 |
【治療法】 |
悪化した歯周病の治療法~歯周外科治療~
歯周病が悪化すると、外科手術をともなう治療が必要になります。当院では歯周ポケットの中から汚染物質を除去する切除療法と、必要に応じて溶かされた顎の骨を再生する歯周再生治療に対応いたします
切除療法 | 歯周再生治療 | |
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フラップ手術 | エムドゲイン法 | GTR法 |
局所麻酔を施したうえで歯ぐきを切開し、歯根を露わにして、歯根の奥にこびりついたプラークや歯石を取り除く処置です。同時に感染した歯肉組織も除去します。 | 溶かされてしまった顎の骨や歯根膜などの歯周組織を再生させる治療。歯ぐきを切開して歯根面に「エムドゲインゲル」という薬剤を塗布し、歯肉の侵入を防ぎながら再生を促します。 | こちらも歯周組織を再生させる治療。歯ぐきを切開して、歯周組織を再生させたい部分に「メンブレン」という特殊な膜を入れ、歯肉の侵入を防ぎながら再生を促します。多くの場合、エムドゲイン法と併用します。 |